み づ な き そ ら

その時々のハマリものなどを徒然と

リバースヒストリカ × その鉄塔に男たちはいるという

携帯でポチポチ打っていたのですが、それなりに文章量溜まったので、この辺で切り上げて投下します。
パニ月間2本立て感想いきますー。
4月は3回も青山円形に通ったよ(笑)

●*pnish* プロデュース vol.3 『リバースヒストリカ』
4月19日@青山円形劇場

【出演】

森山栄治:中島      佐野大樹:松浦(秀吉)
齋藤ヤスカ:朋希    加藤良輔:大塚(信長) 
加藤学:綾川       根本正勝:浜崎(光秀)
黒田耕平:高杉(勝家)  原将明:幸田(蘭丸)
長谷川哲朗:川上    別紙慶一:津田(三成)
成清正紀:由井野

大好物の戦国物!!
現代人に戦国武将が乗り移っちゃったよ!という割と自由な設定だったので、 戦国ヒーローショーみたいな感じでした(笑)まあ私も戦国ミーハーなので、ガチガチに時代考証されてるのも好きですが、 今回みたいにエンターテイメント性に富んだものも美味しく頂けるので、ここぞとばかりに現れる武将達にきゃっきゃしながら見ました。
書きたいこと盛り沢山なのですが、時間もないので大幅割愛で参ります。

森山栄次@中島
森山さんは霊感無しで霊が憑かない体質だったため、武将役はナシ。
しかし、終盤で武将達と戦う場面で見せてくれた、農民姿+必殺どじょうすくい攻撃が笑劇!!
黄色のほっかむりに、鍬を背負った農民姿が可笑しすぎて直視出来ませんでした。

佐野大樹@秀吉
大樹っちゃんは今回初めて生で見たのですが、声が予想してた感じと違った(笑)
私の好きな香ばしい声の持ち主だった…おお、これはよい発見。
人間味溢れる、いいひと!な秀吉も似合ってたなー。
陣羽織に赤い鉢巻姿は桃太郎みたいだった(笑)

根本正勝@光秀
開幕早々いきなり根本さん登場で血圧上昇(笑)
根本さん、和装がものっすごい似合うんですけど、声も良いんですよね~。
艶と重みがあって。
だから古くさい台詞でも、台詞として言っているのではなくて、本当に自然に喋っているように聞こえる。 天性の時代物向け役者さんだと思います。
どんな役にも彼の人間性というか、誠実さがにじみ出てるですよねー。
イケメンというより、美丈夫がしっくりくる!

…と愛ゆえのベタ褒めをしたところで(笑)、今回は光秀役だったわけですが、光秀の持つ翳りと内に秘めた優しさと強さが、 これまた等身大で表れていたと思います。
太刀筋の美しさも溜息モノ。殺陣はぐっと引き込まれてしまいますねー。格好良すぎる!!

加藤良輔@信長
りょーちんは、キャラ設定がいつも面白い。今回は虚弱体質でおまけに肩がよく外れる(笑)
そんなヨワヨワ体質なのに、降ろされたのが信長だからこりゃ大変。
癇癪起こして、刀振り上げたかと思ったら、「ベキッ」と変な音が(笑)
「何じゃこの体はー!!」と自分の体に逆ギレする姿がおかしくてしょーがない。
でも、あの黒マント姿は威厳があって、いつもの可愛らしいりょーちんとは一風違う魅力にグッときました。

あと、主従のエイトフォーネタも腹抱えて笑いました。
顔にシュー
→信長:「うおっ」光秀:「貴様、殿に何をする!」
→信長:「光秀、匂うぞ!」
→なぜか信長・光秀スプレーのかけあい
→「天下を取るには…良い香りじゃ!!」
天下の大名二人が制汗スプレーに翻弄されとるわ!(笑)

原将明@蘭丸
原マサは予想どおり…なんか小姓イメージがあったからね。
しかし、顔がブサイクという哀れな設定ゆえに、皆に邪険にされまくり。
光秀が「誠に残念…」と言い放ちながら、冷たい視線を呉れてやるシーンはいっそ痛快。
一見言葉遣いも綺麗で上品な感じだったのですが、裏の顔は美意識高めなナルシーで変な人でした(笑)
でも、短刀二刀流はとても様になってましたよ~。リスペクト☆

別紙慶一@三成
皆の者!祭りじゃー!!
☆★恩顧主従降臨★☆
ふぉおおおおおお!!(沸き上がる我が心の叫び)
秀吉と、三成が目の前で声を掛け合っているのを見て、嬉しすぎて呼吸が乱れましたよ。
思わず、しゃきーんと背筋伸ばして座り直して、興奮のあまり目を潤ませ、拳握りしめながらながら見つめていました。
三成は無双と同じく扇装備で、舞の如き華麗な攻撃。
んでもって、敵からの攻撃は当たらねえのさっ☆
素晴らしきヒーロー仕様!!(笑)
出番はほんのちょっとでしたが、すっかり夢心地にされてしまいました。
清正でも正則でもなく、何故か戦下手な三成を選んでくれたことを本当に感謝!!!

1回しかに見に行けなかったので(チケ取れず…)、三成登場で大半の記憶が吹っ飛びました(笑)あれはすごかった… DVDも絶対買おうvv

pnish公式サイトにダイジェスト動画が上がってます。
http://www.pnish.jp/history/
三成も映ってるよー。

●*pnish* プロデュース vol.4 『その鉄塔に男たちはいるという』
4月29日@青山円形劇場

【出演】

土屋裕一:吉村
鷲尾昇:上岡
上原健太:笹倉
黒川薫:木暮
小須田康人:城之内

戦争とお笑いという異質な組み合わせに、状況把握に少々戸惑いました。
単純に面白かった!の一言では片付けられない、精神的に重みのある作品でした。
表面的には本当におもしろい(笑い的に)んだけどね。
集団行動で起こりがちな、意見の食い違い、衝突なんかもあって、「どうしてそうなっちゃうのよー」 と見ていてヤキモキしてしまうシーンもありました。実際日常にあるからねえそういう場面は。

土屋裕一@吉村
眠れなくて、そわそわしている様子がやたら可愛かった。「みんなもう寝た?本当に寝ちゃったの??」とか一人で喋りながら、 懐中電灯で遊んでみたり。
自分で、「日本に帰ったらライブやろう!」と行っておきながら、城ノ内さんに自分の持ちネタ取られそうになって、 不機嫌になるところ場面とかもあって、一番精神年齢は低そう!
日常風景の中で、様々なシーンでも階段を上る人を写し取った階段マイムも、一生懸命な動きが、ものの見事にツボにはまりました。

鷲尾昇@上岡
割とリーダー的なポジションにあった上岡ですが、なかなか協調が取れず、常に血管ブチ切れ寸前みたいにプンスカしている様子が、 普段無口らしい?鷲尾さんとギャップがあって新鮮でした。同じ例えをしつこく連発するのが笑えた。
あと、可愛らしいサボテンのTシャツを着ている姿にもなぜか笑えた。
豪快な脱ぎっぷりも見られて良かったです(笑)男らしいぜ!!

小須田康人@城之内
城之内さんは途中から4人に仲間入りする軍人さんなんですけど、彼のキャラクター性が強烈でいいアクセントになってましたね~。私、 ああいう挙動不振系恐縮キャラの人大好きなので、かなり笑ってしまいました。メンバーを仲裁しようとしてるのに、逆に邪魔になってたり、 事あるごとに大袈裟に「すいません~」とぺこぺこする度に、笑いが込み上げてくる。

わははと笑っていても、どこか物憂さを感じてしまう、気持ちが激しく浮いたり沈んだりする舞台でした。
窮地に追い込まれても、最後まで笑いを忘れない彼等には勇気をもらいました!

陰陽真逆の構成でどちらも個性が出ていて面白かったです。笑いひとつとっても、 衣装のインパクトや変な動きとかでドッと大爆笑を取るリバヒスに対し、 台詞の言い回しや微妙な空気の間でくすくす笑わせてくれたのが鉄塔でした。

鉄塔を観に行った時にもらったチラシに、手違いなのかつっちーキャラメル出演のチラシがごっそり5枚も入っていてちょっと笑えました。 配布用!?
こんなに貰わなくても行きますってー(笑)