Z団 『ハナレウシ』 @新宿シアターサンモール
18:00から約3時間公演で遅くなったので、パパッとレポ。
【出演】
高杉晋作:原田篤
粟屋帯刀:北村栄基
久坂玄瑞:根本正勝
井上聞多:渡部将之
山縣狂介:中村誠治郎
伊藤俊輔:加藤良輔
桂小五郎:滝田明仁
椋梨藤太:中村英司
近藤 勇 :石川貴博
おうの:宮坂あゆみ
お雅:山田麻衣子
お紋:真山奈緒
高須久子:北林実季
テニヌと塁斗以外の舞台はこれが初めてです~。
でも↑の役名を見ていただければ、私がなぜ観に行ったのかはすぐ分かるはず…。
ということで、私が愛人にして欲しい男No.1の高杉晋作&愉快な仲間たち(笑)に会ってきました!!
私の長州フリークっぷりは一部で有名(?)ですが、今日は久坂が「おい、晋作」って呼んだだけで、体から何かがこみあげた…
!!何より高杉がかーなーり格好良い。都々逸の発声とかまさに本物。
いけしゃあしゃあとした態度とか、突飛な行動をも恐れない自信満々な姿、それでも松陰先生のことを忘れない謙虚なあたりは、
性格もよく作り込んであるなあと思いました。
あと良輔くんがテニスの時とは違って、ちょっと頭が悪いけどすっとぼけた面白さがあり、
動作にも愛嬌のあるかわいい感じで(握手するシーンが多く、その度に首と腕をブンブン振ってた)新しい一面に気付きました。
やっぱり役柄変わると雰囲気も大きく左右されますね。
聞多と俊輔は完全に漫才コンビ。尊皇攘夷を俊輔がジョージとか言ったり、
公武合体って変身するんでしょー!?とかかなり暴走(笑)
歴史物だからと言って、史実通りのガチガチに堅い舞台ではなく、こんな感じで緩く笑わせてくれるシーンもたくさんありました。
奇兵隊を結成して、狂介が「これが我らの総督だ!!」と言って晋作を紹介した瞬間、農民たちが一斉に携帯を取り出し、
写メを撮ろうとしたり(幕末にケータイないでしょー)。
狂介はこの舞台でも報われないキャラ設定で何度も笑いました。
お雅の吹き矢を2回もくらってた。でも演じてた中村誠治郎さん、格好良かったなー。
今回、顔が好みだ!!と思ったのは久坂役の根本さんと山縣役の中村さんでした。
見慣れているとはいえ、久坂の切腹シーンとか晋作の夢枕に立つ久坂には自然と目頭が熱く…。ラストの殺陣は迫力が全然違いました。
音と光と役者の演技が三位一体となって、凄い相乗効果をもたらしていました。二刀流の桂さんにはマジ惚れ。
最後に、桂さん他3名はのちの外務大臣であるとか初代総理大臣であるって呼び上げられてるのを聞いた瞬間、誇らしい気持ちになりました。
周囲の話を聞いていると、あまり私のように歴史マニアな人はいないらしく、どちらかというと役者目当てで来ている人が多いみたいだったので、
そういった人にも幕末に興味を持ってもらえる良い機会になったんじゃないかな。
長州はいい男揃いだからもともとハマリやすいけどね♪
私にとっても夢物語のような舞台でした。意識は完全に幕末へ飛んだよ…。