み づ な き そ ら

その時々のハマリものなどを徒然と

藤林 杏 クリア

CLANNAD ~クラナド~ 通常版CLANNAD ~クラナド~
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藤林椋の双子の姉。姉御肌で、暴言吐かせたら天下一品。
その視野フィールドの範囲は恐ろしく広く、癇に障ることがあれば容赦なく辞書が飛んでくる(春原に至っては命中率ほぼ100%)。
Sっ気炸裂のツンデレ担当ですので、キャラクターとして私も大好きな子です。口を開かせたら最期、無敵の最強キャラ。

妹の椋との姉妹仲も大変良く、椋が朋也に好意を寄せていることを知って、 気弱な椋の為に二人をくっつかせる作戦の影の参謀役を務めます。

――ほら、 彼氏って彼女のことだけを考えてなきゃダメじゃない
――あたしの事なんか気にしてちゃダメよ

杏ルートはなかなか難しかった。椋との彼氏彼女関係を上手く保ちつつ、杏エンドへのフラグを立てなければいけないので、 バランスの取り方が絶妙でねー。
やはり本当の気持ちを抑えての仮初恋人関係は、見てて気持ちの良いものではないですな…。

――『恋人』になってく二人のそばにいるのが辛いのよ…
――自分で決めたことなのに…後悔しかしてない…

自分で仕掛けておきながら、いつの間にか自分が檻に捕らわれ…身動き出来なくなる。
そして偽りで固められた矛盾だらけの感情。杏はあまりに思いやりが強すぎた。
口達者という長所が短所に変わってしまった瞬間。こういうタイプは気持ちより口が先に動いてしまいますからね…。
きっと見えないところで泣いていたんだろうなと思うと胸が痛みます。

――…ごめんなさい…あたし…あんたのことが好き…

いつの頃からか、朋也も椋に杏を重ねて見るようになっていた…。
それを察知した椋は、ますます朋也との距離を縮めようと積極的になり、追う者と逃げる者の悪循環に陥ってしまう。
んー、やっぱりね椋が捨て石にされるのは仕方がないとは言え、辛いよね。
「もっとお姉ちゃんみたいになるから…!!」とか言われちゃうと、ごめんよおおとひたすら謝り倒したくなりますよもう…。

はっきり言って杏の気持ちを聞いてからの朋也は、 某孝之氏を彷彿とさせるのであまり好きではないです(笑)ウジウジ君になっちゃってますからねー。まあ杏ルートは全体的な話の展開も、 君が望むゴニョゴニョととてもよく似ているような気がしますが…。

――椋が逃げるなって…もし、 あたしが本当に朋也のことを好きなんだったら逃げちゃダメって…怒られちゃった…

本告白で流れたLiaさんの挿入歌が綺麗だったなあ。
髪を切った杏にはまんまと騙されました。

その後、杏と朋也が結ばれてめでたしめでたしなのですが、肝心の椋もちゃっかり新しい彼氏ができたということで、 ある意味一番タフで逞しいのは椋なのでは…と疑わずにはいられないエンディングでした。

ラストの腕掴みCGは、笑顔の杏が可愛すぎて萌え死ぬ!!

シナリオとしてはオーソドックスで目新しさやオリジナリティに欠けたかな…と。
調べてみたらやっぱりシナリオが麻枝さん担当じゃないそうで。
キャラとしては杏が好きだっただけに、ちょいと残念。

さて、そろそろ号泣の滝壺に蹴落としてくれるシナリオが出て来ないかなと期待しつつ、 来週へつづく(一週間で一人ずつしかプレイできない時間の無さがツライ)。