み づ な き そ ら

その時々のハマリものなどを徒然と

innerchild vol.16 『ククリの空~青ゐ鳥(アヲヰトリ)』

5月3日 16:00~ @ 時事通信ホール
http://sv14.wadax.ne.jp/~innerchild-web-com/history/kukuri/kukuri_w.htm ]

インナーチャイルドの舞台は、見終わると必ず勉強がしたくなります…。
ということで、東方サウンド聴きながら(←国文の勉強するときは昔からいつもこれ)、 大学時代比文の授業とかで書いた記紀関係のレポートを引っ張り出しー。うーむ、犠牲とか人身御供のレポートが多いと、 ちょっと危ない人みたいね私(笑)

今回も記紀から神様いっぱいご登場!!でしたが、古代ベースに持ってきたことで、神々も人間らしく描かれ、 地続きで現代とリンクするのも違和感がありませんでした。

「親が子供にしてあげるのは、その子が親になれるようにするだけ」
子供はちゃんと役目を持って生まれてくるから、親が縛り付けてはいけない。
愛情さえいっぱい注いで貰えれば、こどもは安心して大人になれるもんね。

そして、この舞台のキーワード「狭間(アヲ)」。
現在も青山霊園青木ヶ原に挙げられるように、元来アオのつく場所は骨を埋める、死ぬ場所という意味があります。 長野の青木峠が有名な心霊スポットなのもその繋がりかも?
青山は子どもの骨を埋める場所として、舞台にも登場していました。
その一方で、海に近い場所の地名にはよく青が付きます。海はその名の通り「産み」。
舞台の中でも、生まれ出づるか否かまだ定まらない状態のタネたちがアヲの中にいました。赤ちゃんではなく、青ちゃんと呼ばれていました。
そんな二面性のある、不思議な空間が描かれていた事がとても印象的でした。
あ、あと青い鳥ともリンクしてました。青は深い…。

むむむ…相変わらず文章にするのが難しい舞台だ;;ちょっとこれ以上はギブアップ。
今回初登場かな?ナムチ役やってた若手・柳田くんの笑顔が可愛くてちょっとときめいた(笑)
そんな最前列鑑賞でした。段差も無かったから、すごくステージ近くてのめり込んで観てた。途中で鼻水止まらなくなってやばかったけど! (風邪っぴき)
神秘に満ちた、遠い自分のルーツを手繰り寄せるお話で楽しかったでーす。魂に響いた!!