み づ な き そ ら

その時々のハマリものなどを徒然と

読感「透明な旅路と・れんげ野原のまんなかで・ショートカット・チョコリエッタ」

透明な旅路と透明な旅路と/ あさの あつこ】
図書館の新刊コーナーにあったので、いち早く借りてきました☆
かこちゃんと白兎、2人の正体が知りたくて一気読み。やはり人物の動かし方がうまいなー。個性が強くて印象に残りやすい。 結末にはほろりと泣けました。最後に残った疑問は、なぜ2人は明敬の元に現れたのかということと、白兎には帰る場所があるのかということ。 白兎って何者だったんでしょうね。神…とは一概に言えない気がして。彼が眠れる場所はあるのでしょうか。

れんげ野原のまんなかでれんげ野原のまんなかで/ 森谷 明子】
日常ミステリ話。図書館が舞台の話だったので、図書館好きとして借りてみました。やっぱり、司書って1度はやってみたい仕事です。 本に囲まれて暮らしたい…。
全部で5話ありますが、私は雪女の話が好きでした。なんでもスラスラ謎を解いていく能勢さん素敵vvでも主人公の文子は馴染めませんでした…。 感情が幼稚すぎてちょっとね…。

ショートカットショートカット/ 柴崎 友香】
4話ともに遠く離れた人を想う物語。
遠恋は私も経験有るので、ワープしたい!とは当時よく思ったものでした。ただ、当時はお金も自由な時間も限られていたのでできませんでしたが、 今なら私も勢いに任せて行っちゃうかもな…。
やや大人しめで話は物足りない感じ。あと会話がずっと大阪弁なので、なかなか慣れませんでした…。

チョコリエッタチョコリエッタ/ 大島 真寿美】
『それならやっと生まれたのかも。だって死んでいる人間は死にたいなんて思えないもの』
かわいいわんこの表紙につられました。犬の話かと思ったらちゃんと人間の話だった。 薄いし行間も広いので30分で読み終わりました(早!)
映画の知識は全く無かったけれど、「犬になりたい」という気持ちは分からないでもないので、何だか不思議な気持ちのまま読みました。 淡々としているけれど、読みやすいので元気の無い時に読むと柔らかい気分になれます。